医療者・陽性者・社会の視点から見たLong-Term-Successへのアプローチ
- 日時
- 2024年11月30日(土)08:20~10:20
- 座長
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熊本大学 ヒトレトロウイルス学共同研究センター
松下 修三 先生 -
国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター
潟永 博之 先生
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熊本大学 ヒトレトロウイルス学共同研究センター
- 演者
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国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター
潟永 博之 先生 -
特定非営利活動法人 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス
高久 陽介 先生 -
株式会社アクセライト
井上 洋士 先生
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国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター
- 講演内容
- 本シンポジウムでは、医療者・PWH(People with HIV)・社会のそれぞれの視点から、HIV診療の長期的な成功(Long-Term Success; LTS)の達成に向けた多角的なアプローチについて総合的に討議する。
【潟永先生】
HIV診療の長期的な目標は、ウイルス量を検出限界以下に維持することにとどまらず、長期的な健康とQoLの最適化にシフトしつつある。今回は医療者の観点から、LTS達成に向けた治療選択のためのフレームワークを提起し、その5つのクライテリアについて解説する。
【高久様】
LTSの達成に向けては、PWHの個々の価値観やニーズを考慮した包括的なケアの重要性が増しており、それは医療者とPWHの円滑かつ双方向のコミュニケーションによってもたらされる。今回はPWHの観点から、本年実施された大規模陽性者調査にて明らかになったPWHのニーズについて紹介する。
【井上先生】
HIVを取り巻くスティグマや差別は、検査から治療までの全ての段階に影響を及ぼしている。また、医療者の抱くPWHに対するスティグマも残念ながら依然として根強く存在し、包括的なケアや支援の妨げとなっている。今回は社会的な観点として、SNSやウェブを活用して実施したスティグマに関する調査研究結果から、日本における課題と解決策について提示する。
【パネルディスカッション】
LTS達成に向けた複数の重要トピックに関して、それぞれの立場から今後の取り組みを討議し、新たな協力体制や支援策の模索から、HIV診療の未来を展望する。
本シンポジウムを通じて、HIV診療の長期的成功に向けた総合的な理解を深め、実践的なアプローチを共に考える機会としたい。
詳細はこちらの公式WEBサイトをご参照ください。
https://www.aids38.jp/
製品情報
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