ビクテグラビル1-4:ビクテグラビルはインテグラーゼ阻害剤であり、インテグラーゼの活性部位と結合し、HIVの複製サイクルに必要なレトロウイルスDNAの組込み過程におけるDNA鎖のトランスファーを阻害します。
エムトリシタビン5-7:エムトリシタビンは、核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)であり、細胞内酵素によりリン酸化されエムトリシタビン5’-三リン酸となります。エムトリシタビン5’-三リン酸は、HIV逆転写酵素によるウイルスDNAへの取込みを介してHIV複製を阻害し、DNA鎖の伸長を停止させます。
テノホビル アラフェナミド8-14:テノホビル アラフェナミド(TAF)は、核酸系逆転写酵素阻害剤(NRTI)であるテノホビルのプロドラッグです。TAFは血中で安定であり、かつ効率よくリンパ球およびマクロファージ内へ移行し、それらの細胞中のカテプシンAによる加水分解を受けて細胞内でテノホビルに代謝されます。その後、細胞内でリン酸化を受け、テノホビル二リン酸となり、HIV逆転写酵素によるウイルスDNAへの取込みを介してHIV複製を阻害し、DNA鎖の伸長を停止させます。
- ビクタルビ配合錠の作用機序
- 社内資料(BIC-In vitro antiviral activity : PC-141-2032)(承認時評価資料)
- 社内資料(BIC-In vitro antiviral activity : PC-141-2034)(承認時評価資料)
- 社内資料(BIC-In vitro antiviral activity : PC-141-2036)(承認時評価資料)
- 社内資料(BIC-In vitro antiviral activity : PC-141-2043)(承認時評価資料)
- Paff MT, et al.: Antimicrob Agents Chemother 1994 ; 38(6): 1230.
- George RP, et al.: Drugs of the Future 1995 ; 20(8): 761.
- Feng JY, et al.: FASEB J 1999 ; 13(12): 1511.
- 社内資料(BIC-Mass balance study : GS-US-141-1481)(承認時評価資料)
- Eisenberg EJ, et al.: Nucleosides Nucleotides Nucleic Acids 2001 ; 20(4-7): 1091.
著者全員がギリアド・サイエンシズ株式会社の従業員 - 社内資料(TAF-Mass balance study : GS-US-120-0109)(承認時評価資料)
- Robbins BL, et al.: Pharmacotherapy 2003 ; 23(6): 695.
著者にギリアド・サイエンシズ株式会社の従業員を含む - 社内資料(Anti-virus activity against human and animal virus : PC-120-2003)(承認時評価資料)
- Robbins BL, et al.: Antimicrob Agents Chemother 1998 ; 42(3): 612.
著者にギリアド・サイエンシズ株式会社の従業員を含む - Cihlar T, et al.: Antivir Chem Chemother 1997; 8(3):187.
著者全員がギリアド・サイエンシズ株式会社の従業員