1489/1490試験 試験概要(海外データ)
GS-US-380-1489(1489試験)1-5
1: Gallant J, et al.: Lancet 2017; 390: 2063.
2: Wohl D, et al.: Patient 2018; 11(5): 561.
3: Wohl DA, et al.: Lancet HIV 2019; 6(6):e355.
4: Orkin C, et al.: Lancet HIV 2020 ; 7 : e389.
5: 社内資料(Phase 3 study : GS-US-380-1489)(承認時評価資料)
本試験はギリアド・サイエンシズ社より支援を受けています。著者にギリアド・サイエンシズ社より支援を受けている者が含まれます。
目的 | 抗HIV薬による治療経験がない成人HIV-1感染症患者を対象に、ビクテグラビル/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミド(B/F/TAF:ビクタルビ配合錠)とアバカビル/ドルテグラビル/ラミブジン(ABC/DTG/3TC)との安全性および有効性を比較評価する。 |
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対象 | 次の条件を満たす抗HIV薬による治療経験がない18歳以上のHIV-1感染症患者629例 HLA-B*5701陰性、血漿中HIV-1 RNA量が500 copies/mL以上、スクリーニング時の遺伝子型がF、テノホビル、3TCおよびABCに対する感受性を示す、eGFRCG注1)が50mL/min以上、慢性B型肝炎なし |
試験方法 | 多施設共同無作為化二重盲検実薬対照並行群間非劣性試験(国際共同治験) |
投与方法 | 対象患者を以下の2投与群のいずれかに1:1の比率で割り付けた。 ビクタルビ配合錠群:ビクタルビ配合錠(B 50mg/F 200mg/TAF 25mg)およびABC/DTG/3TCのFDC注2)に対応したプラセボを食事に関係なく1日1回経口投与 ABC/DTG/3TC群:ABC/DTG/3TC(ABC 600mg/DTG 50mg/3TC 300mg)のFDCおよびビクタルビ配合錠に対応したプラセボを食事に関係なく1日1回経口投与 |
主要評価項目 | FDAのスナップショットアルゴリズムによる投与48週時点の血漿中HIV-1 RNA量が50 copies/mL未満であった被験者の割合の対照群との比較評価(非劣性) |
副次評価項目 | 投与48週、96週および144週までの2投与群間での有効性〔血漿中HIV-1 RNA量 50 copies/mL未満の患者割合(非劣性)、血漿中HIV-1 RNA量 20 copies/mL未満の患者割合、CD4細胞数のベースラインからの変化等〕、安全性および忍容性(有害事象の発現状況、脂質パラメータ、体重)の評価、投与48週、96週および144週までの寛骨(大腿骨近位部)および脊椎の骨密度(BMD)、腎機能(腎バイオマーカー/ 尿中クレアチニン比)のベースラインからの変化率、ベースライン、投与4週、12週、48週時のPRO〔HIV-SI(HIV症状インデックス)、PSQI(ピッツバーグ睡眠質問票)〕等 |
解析計画 | 主要評価項目における実薬対照に対するビクタルビ配合錠の非劣性は、投与群間差の95.002%信頼区間の下限値が、事前に設定した非劣性マージン−12%を下回らない場合と定義した。投与群間差とその95.002%信頼区間は、ベースラインのHIV-1
RNA量(100,000 copies/mL以下または100,000
copies/mL超)および地域(米国または米国以外)の層別因子により調整したMantel-Haenszel検定に基づいて算出した。主要評価項目および副次評価項目(安全性および忍容性)については1490試験との併合解析を行った。 PRO:HIV-SIにおける症状は2分法でlogistic回帰モデル化され、未調整(共変数なし)、調整済み(ベースライン時の年齢、性別、人種、eGFR、VACS Indexスコア、CD4数、FIB-4 Indexスコア、症状の有無、重篤な精神疾患、HIV-SI symptomカウント、SF-36 PCS、SF-36MCS、HIV-1 RNA量を共変量とする)解析により各時点での治療との関連を推定した。また、質問票に記入した4時点を通じたHIV-SIの症状パターンを示すために、一般混合効果モデルによる縦断的多変量モデル化を行い、治療と各症状の関連を推定した。PSQIにおける睡眠の質も同様に治療との関連を推定した。 |
注1) Cockcroft-Gault式による推算糸球体ろ過量
注2) 固定用量配合錠
第Ⅲ相国際共同試験 1489試験 試験概要(海外データ)
無作為割り付けされ、治験薬を少なくとも1回投与された629例(ビクタルビ配合錠群314例、ABC/DTG/3TC群315例)を最大の解析対象集団(FAS)および安全性解析対象集団とした。
GS-US-380-1490(1490試験)4,6-8
4: Orkin C, et al.: Lancet HIV 2020 ; 7 : e389.
6: Sax PE, et al.: Lancet 2017; 390: 2073.
7: Stellbrink HJ, et al.: Lancet HIV 2019; 6(6): e364.
8: 社内資料(Phase 3 study : GS-US-380-1490)(承認時評価資料)
本試験はギリアド・サイエンシズ社より支援を受けています。著者にギリアド・サイエンシズ社より支援を受けている者が含まれます。
目的 | 抗HIV薬による治療経験がない成人HIV-1感染症患者を対象に、ビクテグラビル/エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミド(B/F/TAF:ビクタルビ配合錠)とドルテグラビル+エムトリシタビン/テノホビル アラフェナミド(DTG+F/TAF)との安全性および有効性を比較評価する。 |
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対象 | 次の条件を満たす抗HIV薬による治療経験がない18歳以上のHIV-1感染症患者645例 血漿中HIV-1 RNA量が500 copies/mL以上、スクリーニング時の遺伝子型がFおよびテノホビルに対する感受性を示す、eGFRCG注1)が30mL/min以上、慢性B型肝炎の有無は問わない |
試験方法 | 多施設共同無作為化二重盲検実薬対照並行群間非劣性試験(国際共同治験) |
投与方法 | 対象患者を以下の2投与群のいずれかに1:1の比率で割り付けた。 ビクタルビ配合錠群:ビクタルビ配合錠(B 50mg/F 200mg/TAF 25mg)+DTGに対応したプラセボおよびF/TAFのFDC注2)に対応したプラセボを食事に関係なく1日1回経口投与 DTG+F/TAF群:DTG 50mg+F/TAF(F 200mg/TAF 25mg)のFDCおよびビクタルビ配合錠に対応したプラセボを食事に関係なく1日1回経口投与 |
主要評価項目 | FDAのスナップショットアルゴリズムによる投与48週時点の血漿中HIV-1 RNA量が50 copies/mL未満であった被験者の割合の対照群との比較評価(非劣性) |
副次評価項目 | 投与48週、96週および144週までの2投与群間での有効性〔血漿中HIV-1 RNA量 50 copies/mL未満の患者割合(非劣性)、血漿中HIV-1 RNA量 20 copies/mL未満の患者割合、CD4細胞数のベースラインからの変化等〕、安全性および忍容性(有害事象の発現状況、腎機能、脂質パラメータ、体重)の評価等 |
解析計画 | 主要評価項目における実薬対照に対するビクタルビ配合錠の非劣性は、投与群間差の95.002%信頼区間の下限値が、事前に設定した非劣性マージン−12%を下回らない場合と定義した。投与群間差とその95.002%信頼区間は、ベースラインのHIV-1 RNA量(100,000 copies/mL以下または100,000 copies/mL 超)および地域(米国または米国以外)の層別因子により調整したMantel-Haenszel検定に基づいて算出した。主要評価項目および副次評価項目(安全性および忍容性)については1489試験との併合解析を行った。 |
注1) Cockcroft-Gault式による推算糸球体ろ過量
注2) 固定用量配合錠
第Ⅲ相国際共同試験 1490試験 試験概要(海外データ)
無作為割り付けされ、治験薬を少なくとも1回投与された645例(ビクタルビ配合錠群320例、DTG+F/TAF群325例)を最大の解析対象集団(FAS)および安全性解析対象集団とした。