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イエスカルタ®点滴静注 Logo 特性

イエスカルタとは

  1. イエスカルタは、世界で最初に悪性リンパ腫へ使用が可能となった抗CD19キメラ抗原受容体(CAR)を導入した自家由来のT細胞製品です1-3)

  2. 大細胞型B細胞リンパ腫患者を対象に二次治療におけるイエスカルタの有効性・安全性を検討することを目的とした海外第III相試験(ZUMA-7試験)4,5)*1において​

    • 盲検下中央画像評価機関の判定に基づく無イベント生存期間(EFS;主要評価項目)*2において、イエスカルタ群で標準治療群と比較して、EFSの有意な延長が示され、標準治療に対するイエスカルタの優越性が検証されました(層別HR0.398、[95%CI:0.308-0.514]、P<0.0001*3、層別Log-rank検定)。

    • 4年フォローアップ解析では、イエスカルタ群で全生存期間(OS;重要な副次評価項目)*4の有意な延長と死亡リスクの低下が示されました(層別HR0.73、[95%CI:0.54-0.98]、P=0.03、層別Log-rank検定)。

    • *1:

      二次治療としての有用性を検討した試験。

    • *2:

      2014年Lugano分類6)を用いた盲検下中央画像評価機関の判定に基づくEFS。

    • *3:

      検証的解析。

    • *4:

      多重性が調整された検定結果。

  3. 主に三次治療以降を対象とした大細胞型B細胞リンパ腫患者における海外第II相試験(ZUMA-1試験)7,8)において​

    • 投与後24ヵ月時点の奏効率(主要評価項目)*5は、83.2%(101例中84例、[95%CI:74.4-89.9%])でした。

    • 5年フォローアップ解析の奏効率(主要評価項目)*5は、24ヵ月時点での結果と同様で83.2%(101例中84例、[95%CI:74.4-89.9%])でした。

    • OS(副次評価項目)のKaplan-Meier推定値による4年生存率は42.6%でした。

    • *5:

      2007年IWG基準9)を用いた治験責任医師又は治験分担医師の判定に基づく客観的奏効率(ORR:試験期間中の最良効果が完全奏効(CR)又は部分奏効(PR)と判定された患者の割合)。データカットオフ日までに、CR又はPRの基準に合致しなかったすべての患者を奏効が得られなかった患者とみなした。

  4. 主に三次治療以降を対象とした大細胞型B細胞リンパ腫患者における国内第II相試験(J201試験)10)において

    • 投与後3ヵ月時点の奏効率(主要評価項目)*5は、86.7%(15例中13例、[95%CI:59.5-98.3%])でした。

  5. 重大な不具合・副作用として、サイトカイン放出症候群、infusion reaction、神経系事象、感染症、低ガンマグロブリン血症、血球減少、腫瘍崩壊症候群が報告されています。

    • 大細胞型B細胞リンパ腫患者を対象とした海外第III相試験(ZUMA-7試験)4,5)において、170例中161例(95%)に副作用が認められた。主な副作用はサイトカイン放出症候群157例(92%)、脳症79例(46%)、好中球減少症65例(38%)、疲労44例(26%)、振戦36例(21%)等であった(効能、効果又は性能追加承認時までの集計)。

    • 主に三次治療以降を対象とした大細胞型B細胞リンパ腫患者における海外第I/II相試験(ZUMA-1試験)7,8)において、108例中107例(99%)に副作用が認められた。主な副作用はサイトカイン放出症候群(93%)、脳症(57%)、疲労(30%)、振戦(28%)、発熱(25%)等であった。国内第II相試験(J-201試験)10)において、16例中16例(100%)に副作用が認められた。主な副作用は、サイトカイン放出症候群13例(81%)、好中球数減少及び血小板数減少各7例(44%)等であった(承認時までの集計)。

    詳しくは最新の電子添文の不具合・副作用をご参照ください。

EFS:event-free survival、OS:overall survival、IWG:International Working Group、ORR:objective response rate、CR:complete response、PR:partial response

本品の適応症については、基本情報をご参照ください。

  1. Kochenderfer JN, et al.: J Immunother 32(7), 689-702, 2009​
  2. Restifo NP, et al.: Nat Rev Immunol 12(4), 269-281, 2012
  3. Blanc V, et al.: Clin Cancer Res 17(20), 6448-6458, 2011​
  4. 承認時評価資料:海外第III相試験(ZUMA-7試験)​
  5. Westin JR, et al.: N Engl J Med 389(2), 148-157, 2023
    本試験はKite社の支援を受けている。著者の中にKite社から雇用を受けている者、アドバイザリーボード料を受けている者などが含まれる。​
  6. Cheson BD, et al.: J Clin Oncol 32(27), 3059-3068, 2014​
    著者の中にGilead社からアドバイザリーボード料を受けている者などが含まれる。​
  7. 承認時評価資料:海外第I/II相試験(ZUMA-1試験)​
  8. Neelapu SS, et al.: Blood 141(19), 2307-2315, 2023
    本試験はKite社の支援を受けている。著者の中にKite社から雇用を受けている者、Kite社またはGilead社からアドバイザリーボード料を受けている者などが含まれる。
  9. Cheson BD, et al.: J Clin Oncol 25(5), 579-586, 2007
  10. 承認時評価資料:国内第II相試験(J201試験)​

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